酔いが醒めて呆然…クルマを盗んだ消防署員

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神奈川県警は11日、酒に酔った勢いで路上駐車されていた軽トラックを盗み出し、約1km乗った後に放置したとして、川崎市消防局に勤務する23歳の消防署員の男を窃盗容疑で逮捕した。

当時この男は泥酔状態で、警察では道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑についても調べを進める方針だ。

神奈川県警・相模原署によると、事件が起きたのは9日の午後5時ごろだという。相模原市田名付近の路上にカギが付いたままの状態で駐車されていた酒屋の配達用軽トラックに何者かが乗りこみ、そのまま走り去るのを所有者の男性が目撃。警察に「クルマが盗まれた」と通報した。

通報を受けて駆けつけた警察官が周囲を確認したところ、盗難現場から約1km離れた場所で盗まれた軽トラックを発見。さらに1kmほど離れた場所で、目撃情報と似た服装の若い男を発見。軽トラックを乗り逃げしたことを大筋で認めたが、泥酔状態だったこともあり、警察で一時保護した。

男は川崎市消防局・麻生消防署に勤務する23歳の消防士で、事故の翌日に酔いが醒めたときには容疑を否認していたという。しかし、目撃証言や盗難されたトラックから採取された指紋などの証拠を提示されると「酒に酔っていてまったく覚えていないが、盗んだことが事実なら非常に悪いことをした」と供述している。

男は現場付近の河川敷で、高校時代の友人などと9日昼ごろから宴会を開き、かなり多量のアルコールを摂取したことについても認めている。警察では酔った勢いでクルマを盗み、乗り逃げたものとみて、今後は道交法違反容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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