【ボルボS40/V50試乗】実直なまでのカッチリ感に満ち溢れているS40…小沢コージ
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注目はやっぱデザインだよね。その昔、コンパクトボルボってセダンもワゴンも「味薄まっちゃう」感じしたけど、コイツはスゴく個性的。とくにセダンの場合、フェンダーから続く左右ショルダーの張り出しがカッコいい。
それからなんといっても走りがスゴい。ワゴンのときもいったけど「高級感」はちと足りない。とくにセダンの場合、ターボモデルはワゴンよりも足がやや硬めなんで、ここンとこはタイヤ換えたいくらいなのよ。
だけどなんていうかな。ボルボらしい「安心感」「武骨感」には満ち溢れてる。ステアリングはガッチリと路面をつかみ、ユルさはまったくない。エンジンも滑らかとはいわないけど、トルクの塊でいつどこから踏んでもパワーがモリモリっ! と出る。
ハンドリングのよさは驚異的で、ワインディングではノーズの重さ、FFのクセをほとんど感じさせない。ある意味、スポーツカー的ですよ。この操縦性。
インテリアは控えめかつ上質で非常によい。荷室もまた真四角かつ高さがあって使いやすそう。なんちゅーか「実直」でありつつ「高級」なんだよね。悪くないですよ。コッチも(つづく)。
■S40 T-5 主要諸元
全長×全幅×全高(mm):4470×1770×1450
ホイールベース(mm):2640
車両重量(kg) 1460
エンジンタイプ:2.5リッター直5 DOHCターボ
最高出力(ps/rpm):220/5000
最大トルク(kgm/rpm):32.6/1500-4800
タイヤサイズ:205/50R17
《小沢コージ》