いすゞ自動車が20日発表した2005年3月期連結決算予想によると、排ガス規制特需の一服による国内トラック需要の減少で、営業利益は前期比17.1%減の700億円を見込んでいる。過去最高となった前期から大幅に減るものの、売上高利益率は5.2%を確保する。
国内販売は21%減の8万1000台を計画、海外販売台数も8%程度減少する見込みで、売上高は5.6%減の1兆3500億円を予想している。今期は新3カ年計画の最終年度となるが、「売上高と各利益はいずれも達成できる」(井田義則社長)見込み。有利子負債についても前期で最終目標の4500億円規模となっており、今期末には4200億円となる見通し。