【スバル レガシィ小変更】スバルらしいエコカー、『B4 2.0CNG』

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【スバル レガシィ小変更】スバルらしいエコカー、『B4 2.0CNG』
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レガシィの小変更と同じタイミングで、圧縮天然ガスを燃料とするレガシィのCNG車が市場に投入されることとなった。スバルのCNG車は昨年旧型モデルをベースとしたクルマが、日本一周にチャレンジするなど、試験的に開発が進められてきたが、そのデータを蓄積し、遂に市販用のレガシィB4のCNG車が発表された。

CNG車は圧縮天然ガスを燃料とすることで二酸化炭素の排出量が少なく、ハイブリッドカーと並び、身近なエコカーとして注目が集まるクルマ。スバルはそのCNG車に、得意の4WDシステムを組み合わせ、環境性能も考慮しながら高い走行性能を持ったエコカーを作り上げた。

『B4 2.0CNG』を開発したスバル技術本部 主査石関清一氏は「CNG車は主に公官庁の公用車やガス会社の社有車などに販売される予定です。レガシィのCNG車なら4WDですので、雪国の公用車としても性能を発揮してくれると思います」と語る。

ベースとなったのはDOHCエンジンの2.0RのAT車で、もちろん4WD。最高出力はガソリン車には及ばない150psだが、日常的にはまったく不足を感じることのないスペックになっている。走り始めのトルクは力強く、知らないで乗ればCNG車と気付かないぐらい自然なフィーリングになっている。

天然ガスのボンベがトランクに収まっているため、トランクの容積は4分の1程度しかなくなってしまうが、それを除けば普通のガソリン車と同じように乗ることができそうだ。一回のガス充填で走れる距離は350kmと、これも実用上問題のない数値。価格は483万円となり、今年は50台の受注生産が予定されている。

石関氏は「DOHCなので高回転まで回せば、ガソリン車と同じように力強い走りも可能です。テストコースでは、180km/hでリミッターに当たるまで加速することもできます」と語る。クリーンなエコカーでありながらも、走行性能を重視し、DOHCエンジンと4WDを組み合わせるあたりに、スバルらしい環境への取り組み方が表現されている。

《岡島裕二》

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