母親運転のクルマにひかれて死亡

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8日午後、群馬県前橋市内で母親が運転するクルマに乗り込もうとしていた男児が転落、母親がこれに気がつかずにクルマを発進させ、はねられた。男児は頭を強く打ち、収容先の病院で死亡している。

群馬県警・前橋東署によると、事故が起きたのは8日の午後5時30分ごろ。前橋市西片貝町付近にある学童保育施設に7歳の男児をクルマで迎えに行った35歳の母親が、男児が後部座席に乗り込んだと思いクルマを発進させたところ、何かを踏むような感触をタイヤに感じ、同時に後部のスライドドアが開きっぱなしになっていることに気づいた。

クルマの後方約2−3mの位置に男児が頭から血を流して倒れていることを発見、すぐに119番通報した。男児は駆けつけた救急隊員によって近くの病院に搬送されたが、頭の骨を折っており、間もなく死亡していることが確認された。

警察では母親から事情を聞いてるが、取り調べに対しては「後部のスライドドアが閉まったので、(男児が)乗り込んだと思い、クルマを発進させた」と供述しているという。

実際にはドアは閉まっていなかったことから、警察では男児がクルマに乗り込もうとした際に足を滑らせて転落したか、あるいは男児が乗り込んでいる最中に発進するなどして、男児が路上に落ち、後輪でひかれたとみて業務上過失致死容疑でさらに調べを進めている。

《石田真一》

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