無免許運転の発覚を恐れ、警官をひきずる

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13日午後、神奈川県川崎市内で、右折禁止の交差点を右折してきたクルマを停止させようとした警察官が、これを無視して逃走しようとしたクルマに引きずられ、軽傷を負う事件が起きた。警察ではクルマを運転していた男を殺人未遂と公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

神奈川県警・川崎署によると、事件が起きたのは13日の午後3時30分ごろ。川崎市川崎区日進町付近の市道で、同署・地域課に所属する29歳の巡査長が交通違反の取り締まりを行っていたところ、右折禁止の交差点を右折してくる1台の乗用車を発見、停止を命じた。

乗用車は一旦減速したが、直後に加速。巡査長は逃走を阻止しようとしてクルマにしがみついた。クルマは巡査長を引きずったまま150mあまりを走行。巡査長は振り落とされた際に転倒して頭に軽傷を負った。クルマは別の警察官が運転するパトカーによって抑止され、運転していた34歳の男は殺人未遂と公務執行妨害の現行犯で逮捕された。

男は取り調べに対して「無免許運転の発覚を恐れて逃走した。警察官がクルマにしがみついているという実感はなかった」などと供述しているという。

《石田真一》

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