三菱自動車工業は激減している国内販売について、今年度および2005年度とも当初目標より「8万台下ぶれするリスクがある」(岡崎洋一郎会長兼社長)として、事実上下方修正した。
8万台の減少による売上高の減収は年800億円と見込んでいる。これをカバーするために賃金カットなど追加リストラを行うのだが、岡崎会長は仮にさらに下ぶれした場合でも、5月に策定した当初の再建計画に「今年度で200億円のバッファーを見込んでいる」と説明した。
8万台の下ぶれは「マキシマムの想定」(岡崎会長)というだけに、200億円は予備の予備としたいところだが、果たして…。