免許停止を悲観、警察署内で自殺図る

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大阪府警は16日、免許停止になることを悲観した男性が、この男性を検挙した警察署の敷地内で首つり自殺を図ったことを明らかにした。首にロープを掛ける寸前の男を巡回中の警察官が発見、大事には至らなかった。

大阪府警・河内長野署によると、トラブルが起きたのは15日の午後10時50分ごろ。河内長野市西之山にある同署の敷地内を巡回していた署員が、入口付近にあるスロープの手すりにロープを巻きつけ、首をつろうとしている男性を発見。「何をしているんだ!!」と一喝してから取り押さえた。

自殺を図ったのは同市内に住む32歳の男性で、警察の調べに対して「違反累積で免許停止が確実となり、引越し手伝い業の仕事をクビになると思って自暴自棄になった」と供述しているという。

同署の調べでは、この男は自宅近くで行った駐車違反で摘発され、同日午後に出頭して反則金を納付していた。

だが、この際にも接遇した署員に対して「仕事をクビになってしまう。頼むから免許停止だけは勘弁してくれ」と執拗に訴えていたらしい。

警察では「気持ちはわからなくもないが、自分の違反を棚に上げられても…」と困惑気味のようだ。

《石田真一》

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