【新聞ウォッチ】トラック出火、紙面から消えない三菱報道

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年6月18日付

●世界最速スパコン「地球シミュレータ」国産車開発に活用(読売・38面)

●三菱自動車・河添元社長、情報隠し「了承」と供述、不具合を旧運輸省に、期間限り報告(朝日・39面)

●三菱製、トラックの後輪、出火、長野、ハブのベアリング破損(朝日・39面)

●タイヤ談合疑惑、全入札不調、随契に、03年度の航空機用、3社、意図的か(朝日・39面)

●中国人はドイツ車が好み、注目集めた北京モーターショー(毎日・10面)

●好調のいすゞ、3割増産(産経・9面) 

●独VW値下げ、中国で全車種、2−12% 収益源テコ入れ(日経・1面)

●三菱倉庫、三菱自動車の増資、10億円引き受け(日経・13面)

●日立とデンソー、車の誤動作防ぐ、電子機器のノイズほぼゼロ(日経・17面)

ひとくちコメント

「本日の三菱情報」というコーナーを設けたほうがいいほど、連日のようにマスコミの餌食にされている三菱自動車。2日前には事業再生計画の追加施策も発表されたこともあってネタも出尽されたのか、きょうの1面、経済面からは三菱関連の大きな記事は消えた。

最近ではこんな紙面も珍しいが、朝日の社会面だけは違った。相変わらず三菱の話題が大きく報じられている。朝日は「河添元社長、情報隠し『了承』と供述、不具合を旧運輸省に、期間限り報告」というタイトルでトップ報道。

その下段には15日夜、長野県飯田市の中央道パーキングエリアで三菱ふそうトラック・バス製のトラックが左後輪から出火し、積み荷の一部が焼けたという記事を掲載している。この事故は17日の読売夕刊で速報、他紙もきょうの朝刊で取り上げている。

県警の調べによると、車輪と車軸をつなぐ「ハブ」内のベアリング(車軸受け)が破損していたのが原因とみられ、三菱ふそう側もこれまで公表のリコールの対象に該当するかどうか調査を開始した。今週も三菱の記事が紙面を賑わせたが、旧経営陣の責任問題など不透明な部分も残されており三菱をめぐる“聖域なき報道”は来週も続きそうだ。

《福田俊之》

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