豊田紡織とデンソーは、中国の天津市にフィルタの生産会社の天津豊田紡汽車部件有限公司を共同で設立したと発表した。
新会社は、中国に豊田紡織のコア部品であるフィルタの生産会社を設立し、主にトヨタの中国合弁工場の天津トヨタや中国での合弁生産を検討しているダイハツ工業の生産体制に対応したもの。
新会社はデンソーの既存の現地法人の天津電装電子有限公司の工場の一部を活用してエアフィルタ、オイルフィルタ、キャビンエアフィルタを生産する。
新会社の出資比率は豊田紡織が60%、デンソーの中国子会社が40%で、資本金が230万ドル(約2億4000万円)。従業員は100人で、社長には豊田紡織の金澤偉佐男氏が就任する。総投資額は3700万ドル(約4億7000万円)。で、2005年2月から操業する予定だ。
豊田紡織とデンソーの海外での合弁会社はアメリカ、タイ、ポーランドに次いで4社目。