【スバル・インプレッサ試乗】その2 『STiバージョン』、対ランエボに死角なし

自動車 ニューモデル 新型車
【スバル・インプレッサ試乗】その2 『STiバージョン』、対ランエボに死角なし
【スバル・インプレッサ試乗】その2 『STiバージョン』、対ランエボに死角なし 全 3 枚 拡大写真
一部改良が実施されたインプレッサ『STiバージョン』。今回の変更では足回りの改良もさることながら、エンジンの最大トルクも大きく変わっている。今回の変更から最大トルクの発生回転数は 4400rpm と変更がないものの、従来の 40.2kgm から 42.0kgm へと大幅に引き上げられている。

トルクアップの理由は、おもに吸排気系の改良によるもの。インタークーラーからのダクトに吸気抵抗の少ない一体式のタイプを採用したり、インタークーラーの形状を変更するなどして、ブースト圧を変更しトルクアップを図っている。これらの変更はWRCのベースマシンであるインプレッサならではの改良といえる。

実際に走らせてみても、低回転から全域でトルクアップが図られているので、今までのような超高回転型という印象は薄くなった。とくに街なかをハーフスロットルで走っているような、低回転からの加速がスムーズになった。それでいて高回転でのキレのよさは今まで通り維持されている。

このトルクアップにより、ライバルの『ランエボVIII』の 40.8kgm という性能に、またインプレッサが差をつけたことになる。また、今までは少し小さかったタイヤサイズも今回の変更から、ランエボと同じサイズの 235/45R17 となり、スペック上ではインプレッサがランエボをリードしたことになる。もちろん今回の変更は、走行性能向上のために行なわれたものだが、カタログスペック上でもランエボに対してインプレッサの死角はなくなったようだ。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「そういう時代か…」中国で生きていたホンダの最高級ミニバン『エリシオン』が話題に、「これなら日本でも売れる」の声も
  2. ポルシェが新型車を予告、『911』シリーズの可能性も
  3. BMW、ケージ構造でヘルメット不要の電動スクーター『ビジョンCE』発表へ…IAAモビリティ2025
  4. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  5. 極限の軽量ホイール革命!レイズ ボルクレーシング『CE28N-plus SL』が示す究極の走行性能PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る