「走り屋潰し」…ドリフト族を襲撃

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神奈川県警は25日、いわゆる「ドリフト族」をターゲットに、クルマを破壊したりドライバーに対して暴行を行っていたとして、少年6人を強盗致傷容疑で逮捕した。

神奈川県警・少年課などによると、ドリフト族を襲撃し、クルマを破壊したり、ドライバーに対して暴行し、現金を奪い取ったとして強盗致傷容疑で逮捕されたのは、相模原市内に住む18-19歳の少年6人。

この6人はストレス解消を目的に、主にドリフト族のクルマを破壊する「走り屋潰し」と呼ばれる襲撃事件を決行。今年5月上旬から清川村の宮ケ瀬ダム付近に出没し、ドリフト行為を行う若者のクルマを執拗に追跡。途中で前方から来る別のクルマと連携して、強制的に停車させ、クルマを破壊したり、金品を奪うなどしていた。

直接の逮捕容疑は今月20日未明に発生した事件で、この際には津久井町内でクルマを強制的に停車させ、運転していた19歳の男性に因縁を付けて暴行。現金約8000円の入った財布を強奪し、罰と称してクルマの破壊も行っていた。男性は殴る蹴るの暴行を受け、全治2カ月近い重傷を負った。

被害に遭った男性がグループの使っていたクルマのナンバーを記憶しており、これを警察に通報。警察では相模原市内に住む19歳の少年が関与したものと断定。任意で捜査を行っていたが、少年が犯行を認めたために逮捕した。

相模湖や宮ケ瀬ダム周辺、国道20号線の大垂水峠周辺では、ドリフト族のクルマを狙った襲撃事件が相次いでいることから、警察ではこれらの事件にグループが関与している可能性が高いとみて、余罪を追及していくとしている。

調べに対し、6人は「ストレス解消のためにやった。自分よりも良いクルマに乗っているヤツを見ると腹が立った」などと話しているという。

《石田真一》

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