一方的暴行か正当防衛か…2人を死傷させた男

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埼玉県警は29日、クルマ同士の接触を巡る交通トラブルを発端に、相手の男性2人を死傷させたとして、25歳の男を傷害致死と傷害の容疑で逮捕した。男は2人に対して暴行した容疑を認めているが、一方では正当防衛だったとも主張しているようだ。

埼玉県警・岩槻署によると、事件が起きたのは28日の午前8時20分ごろ。岩槻市新方須賀付近の農道(幅員4m)で、25歳の男が運転する軽自動車と、60歳の男性が運転し、67歳の男性が同乗するワゴン車がすれ違おうとした際、互いのミラーが接触した。

男はそのまま通行したが、ミラーを当てられたワゴン車は近くの側道でUターン。クラクションを鳴らし続けながら、約1kmに渡って男のクルマを追い続けた。

追いつかれた男と、ワゴン車に乗っていた2人の男は激しい口論となったが、これが殴り合いに発展。男はワゴン車に同乗していた67歳の男性を殴ったが、男性は転倒した際に道路側部のU字溝へ後頭部を強く打ちつけ、約12時間後に死亡。運転していた男性も顔面を殴られるなどの軽傷を負っている。

男は傷害致死と傷害の容疑で緊急逮捕されたが、警察の取り調べに対しては殴ったことを認めつつ、「追ってきたのは向こうだ。こっちは襲われるかもしれないと思って必死だった」と供述。正当防衛と受け取れる内容の主張も行っている。

現場は見通しの良い直線道路だが、農道として使われているものでセンターラインもない。現地は抜け道として使われているようで、朝夕を中心に交通量は多いという。

《石田真一》

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