6月25−27日にイギリスで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、マセラティ『MC12』が、同社CEOマーチン・リーチ自身の運転により、姿を現した。
MC12は3月のジュネーブモーターショーで発表された。マセラティはGTレーシングカー、「マセラティ・コルセ・コンペティツィオーネ」(=MCC)で国際的なモータースポーツイベントに復帰する予定だ。MC12はMCCの公道仕様にあたり、MCCがFIA公認を獲得するために25台が製造される予定。
公道仕様といってもMC12の最高出力は630HP、最高速度は308km/h、0-100km/h加速は3.8秒。素人においそれと操れるものではない。そのMC12を、レーシングスーツに身を包んだリーチCEOと開発ドライバーのアンドレア・ベルトリーニの2人が走らせた。
ちなみにリーチはかつてマツダに在籍し、ロータリーエンジンの継続・復活を推進した“走り屋”である。