発売以来、ニッチを開拓して人気を呼んでいるクライスラーのダッジ『マグナム』。そのワゴンが、ポリスカーとしてパッケージ提供されることになった。
ベースとなっているのは2005年型ダッジ「マグナムSXT」で、今年の秋からポリスカーとして発売が始まる。さらに06年には通常のマグナムにもポリスパッケージを提供する予定だという。SXTは3.5リットルV6エンジンだが、06年からほかに5.7リットルV8も用意される。
今ビッグ3がポリスカーの売り込みに熱心な理由は、パトカー市場の8割を占めていたフォードの『クラウンビクトリア』に出火などの問題が見られ、各自治体がポリスカーの選択を再考しているため。
クライスラーによると、「HEMI」エンジン搭載のマグナムは従来のものに比べ20%燃費が節約でき、ハイパワーでカーチェイスなどにも便利、また頑丈なボディはまさにパトカー向きだという。
ビッグ3にとって、今後のポリスカー市場はますますホットになりつつある。