日産、タイでリバイバルプラン…100億バーツ投資

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日産自動車は、タイでの新事業計画を発表した。それによると今後5年間で現地法人のサイアムニッサンオートモービルに100億バーツ(約280億円)以上を投資し、商品ラインアップと生産能力を増強する。

タイでの新事業計画によると、日産は2008年までに新型モデル10車種をタイ市場に投入する。まず、7月から『ティアナ』をサイアムニッサンで現地生産するほか、2005年にも『エクストレイル』も市場投入する。日産は現在、『サニー』などの現地生産車を含めて6車種を販売しているが、ラインナップ拡充で2008年までに販売台数を現在の3倍の13万台に増やす。

サイアムニッサンは、プレス、塗装、トリムなどの工程の生産設備、更新などで、生産能力を現在の13万台から2008年までに20万台に引き上げる。同時に、エンジン生産子会社のタイオートモーティブインダストリーも生産台数を2008年までに昨年の4万2000基から25万基に増やす。

サイアムニッサンは生産能力増強などのため、現在の2000人の従業員を2008年までに2倍に増やす予定だ。

日産は今年4月にサイアムニッサンへの出資比率を25%から75%に引き上げており、タイ事業の再構築を本格化する。

《レスポンス編集部》

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