暴行目的で女性をひいた男を逮捕…出所から数日

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19日深夜、愛媛県松野町に住む19歳の少女が知人との電話中、衝撃音のような音を最後に通話が切れ、以降に電話がつながらなり、そのまま行方不明になる事件が起きた。

警察では捜索を続けていたが、翌20日午前に「自分がやった」と警察に電話をしてきた39歳の男が事件に関与したと判断。殺人容疑などで逮捕している。

愛媛県警・捜査1課によると、この事件は19日深夜に発生。西予市内に住む男性から警察に対して「知人の19歳少女と電話をしていたが、小さな悲鳴と衝撃音のような音を最後に電話が切れ、以降はまったくつながらなくなった。事件か事故に巻き込まれたのではないか」との通報が寄せられた。

警察が松野町内に住む女性の家族に確認を取ったところ、午後5時すぎに宇和島市内に出かけ、深夜になっても帰っていないことが判明。

自宅の周囲を捜索したところ、この少女の使用している自転車や財布などを発見。自転車にはクルマが衝突したような痕跡があることから、少女が交通事故に巻き込まれた後に連れ去れたものと判断した。

翌20日の午前10時10分ごろ、高知県警に対して「女性を殺した」と男の声で通報があり、高知県大正町下津井付近の山中に放置されていたクルマの車内から絞殺された少女の遺体を発見。電話を掛けてきた39歳の男を殺人容疑で緊急逮捕している。

取り調べに対し、男は暴行をする目的で19日夜から愛媛県内をクルマで徘徊。午後11時15分に被害にあった少女を見つけ、背後からクルマではねた後に車内へ連れ込み、そのまま監禁して連れ去ったという。

高知県の山中までクルマを走らせて暴行に及ぼうとしたが、少女が抵抗。男は用意していたロープで首を絞めて殺害したようだ。正確な殺害時刻についてはまだ判明していない。

この男は7年前の1997年4月に女子高生を暴行目的ではねて連れ去る事件を起こし、懲役7年の実刑判決を受けていた。刑期を終えて先週半ばに出所していたが、出所後わずか数日で同様の事件を再び起こしたことになる。

警察では男を厳しく追及し、事件の全容解明を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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