逃げた夫を警察に捕まえさせる!?

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大阪府警は28日、虚偽のひったくり事件を通報し、警察に捜査を行わせていたとして、東大阪市内に住む45歳の女を軽犯罪法違反(虚偽申告)容疑で同日までに書類送検した。夫婦ゲンカした後、家出をした夫を探す目的で虚偽の容疑者に仕立てあげていた。

大阪府警・東住吉署によると、軽犯罪法違反容疑で書類送検されたのは、東大阪市内に住む45歳の女。この女は今月6日の午前0時ごろ、「大阪市東住吉区内の路上で乗用車に乗った男に財布の入ったバッグをひったくられた」と通報。目撃したという容疑車両のナンバーも連絡してきた。

警察では緊急配備を行い、逃走したクルマの行方を追ったが、被害者とされる通報者の自宅住所が存在しないということに後から気づいた。このため「虚偽通報の疑いがある」として、約1時間後に緊急配備を解除している。

事件はそのまま終結すると思われたが、翌7日に通報者の女から「近くのレストランで犯人のクルマを見つけ、犯人の男からバッグを取り戻した」と、警察に連絡があった。

虚偽通報の可能性もあったことから、女に対して「住所が間違っているみたいだけど、どこに住んでいるですか」などと質問。通報に至る経緯を改めて確認した。しかし、女は曖昧に答えるのみ。結局は真意を確認することができないままだっだか、1週間後の今月14日に事態は予想できなかった方向へ動いた。

同日、同署に出頭してきた夫婦が「お騒がせしました」と、自分たちが事件の当事者と名乗った上で謝罪。事件に至る経緯を供述した。実はひったくり被害は狂言で、発端は夫婦ゲンカだったという。

夫婦は5日午前、夫が使用している携帯電話に対し、アダルサトサイト使用料の請求が来たことを巡って電話で口論。35歳の夫は深夜になっても自宅に戻ることを拒否した。女は夫の会社近くまで出向き、夫の身柄を拘束しようとしたが、夫はこれを振り切ってクルマで逃走。

これに立腹した女は警察を使って捕まえることを思い立ち、虚偽の内容で通報を行った。この際に証言した容疑車両のナンバーは、夫が乗っていたクルマのナンバーに近いものだったという。

女は取り調べに対して「腹が立ったので、警察を使っても捕まえたかった」と供述。警察では悪質な事案として、軽犯罪法違反で書類送検することを決定した。

《石田真一》

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