佐藤琢磨が火をつけたF1…俺たちはレーサーだ!!

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
佐藤琢磨が火をつけたF1…俺たちはレーサーだ!!
佐藤琢磨が火をつけたF1…俺たちはレーサーだ!! 全 9 枚 拡大写真
●コース上で抜ける、抜く!!

ご存じのように、現在のF1はレース中の燃料補給が可能である。さらに究極のエアロダイナミクスと、制動距離が極端に短くなるカーボンブレーキは、レース中の追い抜き(オーバーテイク)を極端に難しくしてしまった。チームの関係者は自然にこう考える。「リスクを犯さずにピット戦略でライバルを抜こう」と。

無論、これは正しい考え方だ。なんだかんだと言っても、レースの世界で重視されるのはリザルトである。例えトップを走っていても最後にリタイアしてしまっては、無意味と評価されるのがモータースポーツ界で共通した価値観なのだ。

ところが琢磨はスタイルを変えずに、コース上での挑戦をやめなかった。ヨーロッパGPで、ミシュランタイヤのアウトラップの速さを武器に、ルーベンス・バリケロ(フェラーリ)のインに果敢にもノーズをねじ込んだのだ。

それから2戦後のアメリカGPで、琢磨は日本人として2人目になる3位表彰台をゲットした。しかもレース内容は極めてエキサイティング! チームの戦略の失敗をはね返すようにコース上で先行するマシンを抜きまくっての表彰台だった。

ここからはある種の推測をさせて頂こう。「琢磨がグランプリに興奮を蘇らせた」という仮説だ。


●クラッシャーではなくファイター琢磨
●コース上で抜ける、抜く!!
●みんなが忘れていたスピリットに火をつけた
  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 続きを読む

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. ネオレトロ感漂う新型ホイール「+81Wheel」、阿部商会「ラ・ストラーダ」ブランドから発売
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る