【D視点】ダイハツ『ムーヴラテ』はタマちゃんワールド

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】ダイハツ『ムーヴラテ』はタマちゃんワールド
【D視点】ダイハツ『ムーヴラテ』はタマちゃんワールド 全 8 枚 拡大写真

★レトロを越えた新しい可能性

ダイハツから新型軽乗用車『ムーヴラテ』が発売された。「ラテ」とはイタリア語でミルク。日頃のせわしい生活を忘れて、おおらかな気分に浸りたい女性に乗ってもらいたい、そんな気持ちを表したネーム。

ムーヴラテの、使い込んだ石鹸のように角が取れた背高なフォルムと、前後の丸ランプの表情は思わず微笑みを誘う。インテリアの頭頂空間はどんなに座高の高い人でも受け入れてくれそう。

2年前、神奈川県の多摩川に出現したアゴヒゲアザラシが、その愛らしい姿とつぶらな瞳でたちまち人気者となった。ムーヴラテのフロントビューを見ていると、あの「タマちゃん」を思い出してしまう。タマちゃんはどこかで元気に過ごしているのだろうか。

昔のクルマは、ヘッドランプは丸形ときまっていた。樹脂を使った製造技術の進歩で好みのカタチが出来るようになり、現在のようなにいろいろ個性的なヘッドランプが出てきた。しかし、再びシンプルな丸ヘッドランプがレトロブームに乗って復活の兆しもある。『コペン』もそうだが、丸をデザインテーマにするのはダイハツは得意のようだ。

ムーヴラテの丸ランプは、昔のクルマの良さを単純に再現したレトロというより、愛嬌を表現した新しい可能性を感じさせる。ムーヴラテで最も評価したいのは、歩行者に圧迫感を与えない人に優しいデザインにある。

★レトロを越えた新しい可能性
★「優しさ」は変わらずにいてほしい
★コンパクトは世紀末の浮世絵になれるか

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 続きを読む

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. ジェイテクト、「ベアリング」の模倣品2600点をタイで摘発
  5. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る