そのトラック、爆発の危険性アリ…異例の捜索

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12日、福岡県北九州市小倉北区内の市道で、買い物のためにキーを付けたまま路上駐車していたトラックが盗まれる事件が起きた。トラックの助手席には爆発性のある化学薬品が搭載されていた。

警察ではナンバーを公開するなど異例の体制で捜索を行う事態となった。トラックは約8時間後に発見され、化学薬品も無事に回収されている。

福岡県警・小倉北署によると、事件が起きたのは12日の午前8時40分ごろ。北九州市小倉北区古船場町付近の市道で、近くのコンビニエンスストアで買い物をするためにトラックを路上に駐車していた55歳の男性から「クルマが盗まれた」との110番通報が寄せられた。

盗まれたトラックには、ポリエスステル樹脂を硬化させる作用のある化学薬品「メチルエチルケトンパーオキサイド」が0.5リットル入った容器が置かれていた。

この薬品は摂氏40度を越えると不安定な状態となり、火気を近づけたり、衝撃や摩擦を与えると爆発する危険性が高い。

警察では地元のテレビ局などに依頼してトラックのナンバーを公開して目撃情報を募るなど、クルマの盗難事件としては異例の体制で捜索を進めた。

この結果、トラックは盗難発覚から約8時間後、北九州市小倉北区馬借3丁目付近の市道に放置されているのが発見され、化学薬品も全量が回収されている。

《石田真一》

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