13日に発表・発売された新型スズキ『アルト』。カタログに記載されたエンジンは54ps/6.2kgmを発揮する、NA直列3気筒の「K6A」型の1種類のみ。
先代アルトや『ワゴンR』など、スズキの軽自動車に数多く採用されているターボエンジンは、新型アルトにはラインナップされていない。
新型アルトは価格を抑えるため、今後もNAエンジンだけのラインナップになってしまうのだろうか。新型アルトのチーフエンジニア補佐の松井時男氏に話を聞いてた。
「今のところ、すぐにターボエンジンを出す予定はありません。ですが、最近は安全性向上の面から、車両重量が重くなってきている上に、高速道路の最高速度も100km/hに引き上げられているため、再びターボエンジンの需要は多くなっています」
「この新型アルトも構造的にはターボエンジンも搭載できるスペースは確保されていますので、ニーズが大きければターボエンジンを搭載する可能性はあります。まずは新型の市場での反響を見てから、ということになるでしょう」とコメント。
新型アルトは現段階ではNAだけのラインナップになったが、これからのターボエンジンの搭載も視野に入れて設計はされているようだ。