中国からの観光客、泥酔ドライバーにはねられ死亡

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20日、山梨県石和町内の町道で、軽自動車が歩行者2人をはね、その弾みで対向車に衝突、大破する事故が起きた。

この事故で中国からの観光客2人のうち、1人が死亡、もう1人が重傷。対向車を運転していた男性も軽傷を負った。

軽自動車を運転していた男は現場から走って逃走していたが、同日の朝に警察に出頭。業務上過失致死傷、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

山梨県警・石和署によると、事故が起きたのは20日の午前0時40分ごろ。石和町川中島付近の町道で、中国から観光に訪れた男性2人が宿泊していたホテルに戻るために歩いていたところ、後方から走ってきた軽自動車が2人を次々にはねた。

クルマは対向車線側にハンドルを切ったが、直後に軽トラックと正面衝突する事故も起こしている。

はねられた2人と、対向車の運転者の合わせて3人は近くの病院に運ばれたが、このうち38歳の男性が頭を強打して死亡。34歳の男性が全身を強く打つ重傷。対向の軽トラックを運転していた55歳の男性も打撲などの軽傷を負っている。

軽自動車を運転していた男は現場にクルマを放置して徒歩で逃げていたが、朝になってから28歳の男が親族に付き添われて同署に出頭。警察では業務上過失致死傷と道交法違反容疑で逮捕している。

現場は見通しの良い直線道路で、男は取り調べに対して「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているという。男の呼気からは出頭の段階でも酒気帯び相当量に近いアルコール量を検知しており、事故当時は泥酔に近い状態だったと推測されている。

《石田真一》

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