【神尾寿のアンプラグドWeek】「ケータイ音楽配信」の時代、auの04冬モデル

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【神尾寿のアンプラグドWeek】「ケータイ音楽配信」の時代、auの04冬モデル
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●音質の差は歴然

一方、サービス面では、EZ着うたフルにあわせて、音楽の圧縮を行うコーデックを改良。新コーデックとして「HE-AAC」(High Efficiency AAC)を採用した。AACはアップルのiTunesや、ドコモやauの着うたサービスで使用されているコーデックだが、HE-AACはこの最新版にあたる。音楽の圧縮率を高くしても、音質の劣化が少ないのが特徴だ。

HE-AACの採用により、着うたフルは、48Kbpsのビットレートで1曲あたりのデータサイズを1.5メガバイトから2メガバイト程度に抑える事に成功した。記者会見では着うたフルの演奏が行われたが、携帯電話のスピーカーでは従来の着うたとの差はあまり感じないものの、外部スピーカーやイヤホンで聴くとその差は歴然としている。

専用の音楽プレーヤーの音質には及ばないだろうが、FMラジオと同等程度の音は実現している。気軽に音楽を楽しむ分には問題ない。着うたフル対応の携帯電話はすべてステレオミニジャックによる外部出力機能を持っており、手持ちのイヤホンやスピーカーで購入した音楽が楽しめる。カーオーディオと繋げば、クルマでも利用できるだろう。

KDDIコンテンツ・メディア本部長の高橋誠氏は、「着うたフルは(高速データ通信が可能な)CDMA 1X WINとダブル定額サービスがあって実現できたコンテンツ。フル楽曲による音楽配信は我々の執念のようなサービスであり、他社は簡単に追随できない」と力説した。

●ついにフルサイズ対応した「着うた」
●音質の差は歴然
●デザインでも見所満載
●Bluetooth対応は東芝W21Tのみ

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《神尾寿》

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