【新聞ウォッチ】三井物産がデータ捏造、相次ぐ名門企業の不祥事

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年11月24日付

●マツダがロシアに統括事務所開設へ(読売・11面)

●円高進行105円想定に狂い 自動車など輸出に影響避けられず(毎日・9面)

●環境税導入3つの壁あす答申(日経・3面)

ひとくちコメント

三井物産は、子会社が製造したディーゼルエンジンの排ガス浄化装置の試験データをねつ造し、東京都から不正に承認を得ていた。社員の内部告発によって明らかになったもので、23日付の読売、東京が1面トップ、ポルシェがトヨタのハイブリッド技術の供与を求めていると報じた朝日は3面だが、小さな扱いの産経を除く各紙が大きく取り上げている。

装置は排ガスの黒煙を除去するもので、東京都に対する承認申請と形状変更申請時に、別の部品を使ったりフィルターを通常より多く重ね、ねつ造データを都に提出した。さらに東京都職員が立ち会った測定実験の際には数値の読み替えなどを行い、基準値をクリアしたように見せ掛けたという。

三井物産と言えば三菱、住友と並ぶ旧財閥系の名門企業。開いた口がふさがらないのは昨日も観光バスの脱輪事故を起こした三菱自動車ばかりではなかった。

《福田俊之》

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