【レガシィ3.0RスペックB試乗】その5 二面性を備えたスポーツワゴン

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【レガシィ3.0RスペックB試乗】その5 二面性を備えたスポーツワゴン
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レガシィに追加されたレガシィ『3.0RスペックB』は、3リッター水平対向6気筒エンジンにレガシィでは初めてとなる、6速MTを組み合わせたモデル。ツーリングワゴンとセダンのB4にそれぞれ1グレードが用意されている。

3リッターのMTと聞くと、スポーツセダンのB4がメインの印象が強いがツーリングワゴンにもマッチしたエンジン。それに6速MTといっても、スポーツ性能を追求した結果ではなく、欧州仕様を日本に展開したものなので、扱いやすさも備わっている。

B4と比較すると重量が20kgほど重いワゴンのほうが、動力性能的には劣ってしまうが、レガシィはほかのモデルに比べて、セダンとワゴンの走行性能の差が少ない。つまりツーリングワゴンを選んでも、充分に6気筒6MTの魅力を味わうことができるのだ。

250ps/31.0kgmを発揮するエンジンは3リッターの排気量の恩恵で、トルクが太く扱いやすい。加えて高回転域では、胸のすくような加速を味わうことができるので、普段はゆったりと走り、ワインディングにさしかかったときにはスポーティな走りを楽しむといった、ふたつの顔を持ったツーリングワゴンとして使うことができる。

排気量が増えているぶん、動力性能が向上しているのでラゲッジに荷物を満載して大人4名が乗り込んでも、力不足を感じることなく、MTを駆使してのドライビングを楽しむことができる。

最近はミディアムサイズのワゴンでも、MT車をラインナップしているモデルが減り、3リッタークラスとなると、さらに少なくなってくる。MT愛好家のワゴン選びには、はずせない一台となるはずだ。(つづく)

《岡島裕二》

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