【ボルボ S40/V50 T-5 AWD試乗】その2 空間美学といえるスカンジナビアン・デザインの妙

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【ボルボ S40/V50 T-5 AWD試乗】その2 空間美学といえるスカンジナビアン・デザインの妙
【ボルボ S40/V50 T-5 AWD試乗】その2 空間美学といえるスカンジナビアン・デザインの妙 全 6 枚 拡大写真
今度は『S40』“T-5 AWD”をトライ。ドライビングシートに身を沈めると否応なしに、ここに目がいく。「フリーフローティング・センタースタック。これがこのクルマの象徴です」と、ボルボカーズの越知さん。FFバージョン試乗の際も、同じこと、を強調した。だが、走行開始するとその意味がよく分かった……。

“センターコンソールが中空”に見えることで、車内に無限大の広がりを演出してくれる、フリーフローティング・センタースタック。その曲線美からは「和み」を感じるのは当然。オーディオ、エアコンなどのコントローラーの機能性の高さも当然なこと。だが、走行ペースを上げていくと、その曲線美がコーナーでの躍動感を表しているよう見えてくる。

また、これも当然のことだが、『V50』よりS40のほうが基本的にスポーティ性は高い。その最大の理由はリアのボディ剛性。ハッチ部分の開口部分が大きいワゴン形状より、セダンのほうがボディ剛性の絶対値が高い。だから、コーナリング性能もS40はV50を凌ぐ。それが、220psのT-5で、しかもAWDになると、2台の性格の差ははっきりと色分けできる。両車の重量差は20kg。が、S40 T-5 AWDは、もっともっと軽く感じる。コーナーリング中のニュートラルステア感が高いからだ。そのニュートラルさが基点となり、「まだまだ楽しめそう」と遊びゴコロが生まれてくる。その心の動きを、フリーフローティング・センタースタックの曲線美が具現化している。まあ、こんな抽象的表現を並び立てても意味がない。スカンジナビア生まれの空間美学、皆さんに実体験して頂くしかないようだ。

《桃田健史》

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