●ブラックボックス化から系列化
もっとも、ここまで来るとモジュールにした部品が日産にとってブラックボックス化するのではという懸念も膨らむ。個々の部品の進化や改良にタッチしなければ、やがてサプライヤーの言いなりになってしまうという恐れだ。
日産が最近、コックピットをほぼ一手に受け持つカルソニックカンセイの連結子会社化を決めた背景には、そうした懸念を払拭する狙いもある。
バリューアップの3カ年に世界で70車種を立ち上げるという「チャレンジングな取り組み」(高橋副社長)は、4月から始まる。期間中には新たに南アフリカ、インドネシア、台湾、タイの4カ国でもフレキシブルラインを構築する。つまり、日本や欧米などの日産工場で定着したモジュール生産方式を新興市場国でも本格展開するのだ。
ゴーン社長は4月からはルノーと日産のCEOを兼務、両社の合計営業利益が世界3位以内に入る高収益連合体へと躍進させる「アライアンス・ビジョン」の達成を目指して行く。日産で進む生産現場の改革が、その成否を左右することになる。
●成否握るモジュール生産方式
●日産モジュール方式はここが違う
●革新と成功はスカイラインから
●ブラックボックス化から系列化




