マツダは6日から、12月15日に発生した塗装ラインの火災で操業を停止していた宇品第1工場(広島市)での操業を部分的に再開した。並列的に立地する宇品第2工場の塗装ラインを使用、第1工場では車体と組み立てラインを稼動させた。
生産を再開したのは宇品第2でも生産している量販車種の『デミオ』。1月は両工場で8600台の生産を計画している。マツダは今後『ベリーサ』や『MPV』などについても、同様の流し方で生産を再開する検討を進めている。
また、減産を最小限に抑えるため防府工場(山口県防府市)でも年末年始のライン休止期間を短縮するなど、操業度を高めている。今年3月までの年度内に当初7万台と見られていた減産台数を、半分の3万5000台規模に抑制したい考えだ。