経営立て直しを迫られる米三菱の今後

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経営立て直しを迫られる米三菱の今後
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昨年売り上げが37%もダウンした三菱自動車のアメリカでの販売。この事態を受け、三菱のアメリカにおける運営が経営立て直しの専門企業、アリックス・パートナーズに依托されることになった。

アリックス社は倒産の危機に追い込まれたKマートなどの経営再建も受け持つ業者で、今後三菱の経営陣に人材を投入する予定。ただし、辞職したCEO、フィンバー・オニール氏の後任として就任したばかりのリッチ・ギリガン氏の今後の処遇などに関してはまだ明らかにされていない。

今回のアリックス社の介入は、昨年ダイムラー・クライスラーが三菱株を手放した後に資金援助に乗り出したフェニックス・キャピタル社の指示によるもの、とされている。大手自動車メーカーが、たとえアメリカでの運営に限ったこととはいえ、こうした再建企業に運営を依託するのは初めてのケース。

今後どのような形で赤字の解消や経営再建がなされるのか、これによって三菱は立ち直ることができるのか、注目が集まっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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