【ボルボ V70ダイナミックエディション詳報】 個性が主張できるインテリア

自動車 ニューモデル 新型車
【ボルボ V70ダイナミックエディション詳報】 個性が主張できるインテリア
【ボルボ V70ダイナミックエディション詳報】 個性が主張できるインテリア 全 4 枚 拡大写真

ボルボ『V70』に限定車として設定された“ダイナミックエディション”の最大の特徴は、赤と青の2種類を設定した、鮮やかな色使いの本革インテリアだ。本革は前後のシートだけではなくドアトリムにも採用され、室内全体が赤または青にトータルコーディネートされる。

赤い本革はバーミリオンレッドと呼ばれ、掛け値なしに赤い。今での赤い本革は、多少ワインレッドやブラウン寄りに振ったものが多いが、バーミリオンレッドはまさに深紅。最初は派手さに戸惑うかもしれないが、デザイナーなど個性が必要とされるアーティスト系の職業を持つ人にはおすすめできるカラーだ。

ロイヤルブルーの青い内装は、パーミリオンレッドに比べれば派手さは抑えられるが、それでも充分に刺激的だ。センターコンソールやドアトリムに採用された本アルミとあいまって、今までのボルボとは違ったクールな印象のインテリアを作り上げている。

レッドかブルーの内装色は4色あるボディカラーによって決まるが、これだけ鮮烈な色使いだと、内装色を選んでからボディカラーを選ぶといった順番になるだろう。

ボルボカーズジャパン マーケット企画部 岡田勝也さんは「シートに採用される本革は、アストンマーチンやジャガーといった高級車にも素材を供給しているイギリスのBRIDGE OF WEIR社製です。肉厚が通常のボルボの本革シートよりも30%も厚く、なめしや表面処理にも特別な製法を用い、質感高く仕上げています」とコメント。

実際に肌触りは非常にソフトで心地いい。座った時には柔らかな本革が体を包み込むようにサポートしてくれるので、自然と体になじんでくれる。シート形状もベース車とは違い、ホールド性の高いスポーツシートを採用。前後のシートともに、ちょうど背中があたる場所にリブ状の加工が施されているので、この部分がコーナリング中の体の横揺れを抑えてくれる。

ダイナミックエディションのインテリアは、色使いの派手さだけではなく、座り心地や機能面でも秀でたものを持っている。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る