【インプレ'05】河口まなぶ ポルシェ『911』 スポーツカーの理想型

試乗記 国産車
【インプレ'05】河口まなぶ ポルシェ『911』 スポーツカーの理想型
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あまりの素晴らしさにタメ息が出る。とくにカレラSは感動モノ。3.8リッターに拡大されたフラット6は、回転フィールの滑らかさと心に突き刺さるサウンドを届け、これだけでひとつのエンターテイメントといえるほどの魅力あるものとなっている。

またハンドリングはさらに性能向上を果たし、土砂降りのターンパイクを躊躇することなくガンガン走っていけてしまうほどになった。とくにカレラSはフロントの接地がどこまで行っても頼もしく、RRではないような気さえしてくるほど。手のひらに路面そのものを伝えるようなステアリングフィールも健在だ。

そして驚きはPASMによる乗り心地のよさ。まるでスポーツセダン並みのフレキシビリティの高さを見せてくれ、それでいて攻めるとしっかり締まった感じを届けてくれる。まさに理想のスポーツカー。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

河口まなぶ| モータージャーナリスト
1970年生まれAB型。日本大学芸術学部文芸学科卒。卒業後モーターマガジン社でアルバイト。その後フリーとなり専門誌を中心に一般誌、webに寄稿。2002-03/03-04日本カーオブザイヤー選考委員。

《河口まなぶ》

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