「05年はホンダにとって、スモールカーの年。その第1弾である『エアウェイブ』(7日発表・8日発売)を成功させて販売に弾みをつけたい」。ホンダの専務取締役で日本営業本部長を務める土橋哲氏は「エアウェイブ」の販売に大きな期待を寄せる。
日本におけるステーションワゴンの市場規模は年間約30万台で安定推移しているが、価格が手頃で本来は最大のボリュームゾーンになってもおかしくない1.5リットルクラスは約11万台にとどまっている。
「1.5リットル級ワゴンの販売は、トヨタ『カローラフィールダー』と日産『ウイングロード』の2モデルがシェアをほぼ分け合っている状態です。スモール回帰が進んでいるなかで、ワゴンだけは選択肢が非常に限られてしまっていました」(土橋氏)
「エアウェイブでそれら先行モデルの販売を食いたいとは思っていない。スモールワゴン市場の規模そのものを拡大させたい」(土橋氏)