【愛・地球博】身障者用駐車スペースの不正使用防止にETC

自動車 テクノロジー ITS

豊田通商は、愛・地球博西ターミナル身障者駐車場内に、経済産業省、日本自動車研究所のITS自動決済システム実証実験としてETC車載器を活用した駐車管理システムを日本で初めて導入し、運用を開始したと発表した。 

このシステムは、2005年日本国際博覧会協会の協力で、愛・地球博開催期間中、車椅子で来場する人の送迎専用に2マスの駐車区画を用意し、ETC車載器を搭載したモニター車両に限定して、利用してもらうもの。

あらかじめ市販のETC車載器の固有番号を駐車管理装置に登録し、モニター車両が駐車区画に近づくと、DSRC無線通信によってETC車載器の固有番号を識別し、フラップ板が自動的に下がる仕組み。

ETC車載器の固有番号を登録していない車両は駐車区画に近づいても、フラップ板は下がらず、利用できない。利用履歴は自動的に駐車管理装置に記録され、料金決済にも利用する。
 
同社は2003年日本初の民間向けDSRC駐車場システムをセンチュリー豊田ビルに導入したのを皮切りに、公共駐車場、オフィスビル、物流基地向けなど数々の導入している。これらの経験やノウハウを活かしてバリアフリー分野で日本初の身障者用駐車管理システムを導入致した。

システム構築では沖電気工業、アマノが協力した。

最近、公共施設などで身障者用駐車スペースが不正に利用され、身体のご不自由な人が利用できないケースが増えており、ETC車載器の固有番号を使った駐車管理システムを導入することで、特定車両のみ利用が可能となり、効果的に不正利用を防止することが可能になる。

《レスポンス編集部》

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