●音楽プレーヤーを意識したハードウェア
ハードウェアの面でも、W31Sは音楽プレーヤーを強く意識している。
まず、本体の形状は一般的なクラムシェル(折りたたみ式)ではなく、スライド液晶型になった。これはダイヤル操作部と液晶部が二つ重ねになっており、常に液晶部が前面として露出するフォルムだ。ダイヤル操作部は使用時にスライドして現れる。
W31Sでは、このスライド機構に小型のオイルダンパーを採用。ボタンによるワンタッチでスムーズな動きでスライドする。
クラムシェルに対して、スライド液晶型は「閉じた状態でも液晶が見られる」という特徴を持つ。むろん、これは音楽プレーヤーとして、楽曲名やラジオ番組情報などを常に確認できるようにという配慮だ。また着うたフルでは楽曲名のほか、歌詞が表示される機能も用意されている。音楽を聴きながら液晶を見る、というニーズは大きい。
専用リモコンが付属するのも音楽プレーヤー的だ。本体と同系色となるリモコンでは、再生/停止、曲のスキップやボリューム操作など音楽関連の基本機能が用意されている。さらにリモコン上部にはマイクが内蔵されており、音楽再生用のイヤホンとの組み合わせで「イヤホンマイク」機能が利用できる。
また、リモコンまでのケーブルはFMラジオのアンテナ線を内蔵している。音楽を聴きながら、そのままのスタイルで携帯電話も利用できるというシームレスさが、音楽ケータイへのこだわりを感じさせる。
●キラーアプリケーション
●音楽ケータイの真打ち『W31S』
●音楽プレーヤーを意識したハードウェア
●国内外に広がる「音楽ケータイ」