【WRCラリージャパン】参加車は90台

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【WRCラリージャパン】参加車は90台
【WRCラリージャパン】参加車は90台 全 7 枚 拡大写真

昨年とほぼ同数の、全90台程度のエントリーが見込まれている「ラリー・ジャパン2005」だが、そのうちわけについては、04年とは微妙な違いがある。

まず、ワークス参戦してくるメーカーが、昨年の4から6に増加する。昨年参加のスバル、シトロエン、プジョー、フォードに加え、今年はシュコダと三菱自動車が参戦するからだ。

本来なら、三菱は昨年もラリージャパンに参戦していたはずなのだが、シーズン半ばにフルエントリーをとりやめてしまったため、地元初開催のラリー・ジャパンを欠場し、檜舞台をスバルに独り占めされてしまったようなかっこうだった。

成績不振と本社側の問題噴出が重なった一年前とは違い、今季は「ランサー」の戦闘力も大幅に向上し、まずまず以上の成績をおさめている三菱なので、2年越しの“地元初見参”はまちがいなく実現するはず。

ちなみに、シトロエンとプジョーは今季いっぱいでのワークス撤退が決まっており、この決定が覆されないかぎり、これだけのワークス百花繚乱のシーズンはしばらく実現しないことになる。

通常、WRCとして開催されるラリーでは、下部選手権であるPWRCもしくはJWRCが併催されることになっている。初のWRC日本開催である昨年は、どちらも実施されなかったのだが、今年はPWRCが併催されることとなった。

グループN車両ベースの選手権であるPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)は、インプレッサとランサーがエントリー車両の両軸。特に、選手権トップを走る新井敏弘(インプレッサ)、そしてライバル陣営の奴田原文雄(ランサー)の日本勢には注目が集まることだろう。

また、二輪駆動車による若手育成カテゴリーであるJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)に「イグニス」で参戦しているスズキは、将来のWRC参戦を睨み、今季はJWRC対象外のラリーにも積極参戦を実施している。

この発表会でも、スズキのJWRC活動の要人である日本のダートラ王・モンスター田嶋(田嶋伸博氏)が「雨が降った場合のスーパーSSは二輪駆動に厳しいものならないか?」などと積極的な質疑を展開しており、ラリー・ジャパンでもスズキ・イグニスの活躍が期待できそうだ(昨年もイグニスの参戦はあった)。

なお、昨年はラリー・ジャパンと併催されていたAPRC=アジア・パシフィック・ラリー選手権の日本ラウンドだが、今季は別イベントとなり、「ラリー北海道」として7月22−24日に、やはり帯広近郊エリアで開催されることとなっている(全日本ラリー選手権四輪駆動部門との併催)。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. 「見れば見るほど味が出てくる」新型日産『リーフ』のエクステリアがSNSで話題に
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る