気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年6月14日付
●欧州で小型車競争激化、CO2規制導入で、日欧メーカー戦略強化 トヨタ、チェコ工場を本格稼働(読売・8面)
●トヨタ、カナダでRAV4生産へ(読売・4面)
●ダニカは勝ち組 インディ(読売・18面)
●トラック各社「環境」競争、新規制での買い替え狙う、日産デと三菱ふ、提携 日野・いすゞも新技術(朝日・11面)
●衝突を分散するエアバッグ開発、トヨタ(朝日・11面)
●株主総会4割集中回避 個人株主を重視(産経・11面)
●パンパー加工、新車に再利用、マツダが拡大(東京・8面)
●自動車鋼板の溶接加工、JFE本格進出(日経・13面)
●デンソー、中国にカーナビ生産会社(日経・13面)
ひとくちコメント
来週から本格する3月決算企業の株主総会。きょうの産経などによると「集中日を避けて開催する企業が初めて4割をこえる」という。総会後には経営陣を刷新する企業も多くみられるが、23日に株主総会を開くトヨタ自動車も社長以下の役員が大幅に入れ替わる。
そんな折、昨夜はこの23日付で退任するトヨタ自動車の神尾隆専務の一足早い「御礼の会」が、都内にあるトヨタのゲストハウスで行われた。
神尾専務は、人間関係を大切にする“気配り広報マン”として20余年にわたって広報・渉外部門などを歴任、新聞、雑誌など媒体関係者とのパイプを太くした“マスコミの顔”。
御礼の会には、各媒体のOBなど約200人が招かれ、神尾氏をねぎらう感謝と新たな門出を祝った。神尾氏は総会後、東和不動産の社長とともに、専務クラスでは異例のトヨタの「相談役」に就任する。