【ランドローバー ディスカバリー3詳報】 オンロードの快適性が飛躍的に進化

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【ランドローバー ディスカバリー3詳報】 オンロードの快適性が飛躍的に進化
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『ディスカバリー3』の進化がもっとも大きく感じられるのが、オンロードの走りだ。ディスカバリー3はオンロードの快適性を高めるために、シャシーにはインテグレイテッドボディフレームを採用。サスペンションもリジットから、エアサス付きの前後ダブルウイッシュボーンに変更された。

エンジンもローバーのV8のOHVから、4.4リッターに排気量を拡大したジャガー製のV8DOHCと4リッターのフォード製V6SOHCに変更している。ミッションも4速ATから学習機能を持つZF製の6速ATに進化。これらの改良によりオンロードの走りは、飛躍的に洗練されている。

フットワークはステアリング操作に対する追従性が大幅によくなり、ボディが揺れるようなことはまったくなくなった。ボディが重くなってホイールベースが延びたことで、走りに重厚感が増している。

今回の取材車両は299ps/43.3kg-mを発生する4.4リッターV8を搭載したHSEグレード。DOHCになったエンジンは、やや高回転を重視したセッティングに感じるが、2.5トンを超えるボディを問題なく引っ張ってくれた。エンジンのフィーリングは、先代とは比較にならないぐらいスムーズになっている。

ランドローバージャパンでマニファクチャラーエンジニアリングを担当するブルース バックリー氏は「日本仕様のディスカバリー3の足回りは、英国仕様とほぼ同じ設定になっています。新しいインテグレイテッドボディフレームやテレインレスポンスは、ディスカバリー3で初めて採用される新機構です。これらの装備の効果もあり、オフロード性能を犠牲にすることなく、オンロードの性能を大幅に高めることができました」とコメント。

ディスカバリー3は、レンジローバーにもまだ採用されていない新機構を搭載し、オンロードの快適性も大幅に向上させている。以前はレンジローバーの廉価版のようなイメージが拭い切れなかったが、3代目はあえてディスカバリーを選ぶ意味を持ったクルマに成長したように思える。

《岡島裕二》

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