【D視点】ホンダ ステップワゴン 新型…その一歩はどこへ

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】ホンダ ステップワゴン 新型…その一歩はどこへ
【D視点】ホンダ ステップワゴン 新型…その一歩はどこへ 全 22 枚 拡大写真

★次世代クルマ社会へのステップ

【画像全22枚】

ずいぶん昔のことだが、“となりのクルマが小さく見えます”と、某メーカーが自社製品のエンジン排気量がライバルより100ccほど大きいことをアピールした。当時のクルマは1700mmの車幅規格の中でいかに大きく見せるか格闘していたわけで、今から考えると健気で微笑ましい。

“雀の子そこのけそこのけお馬が通る”、こちらも今では想像しにくいのんびりした情景だ。しかし現代は、狭い道路で歩行者を押しのけるようにクルマが走る。ミニバンやSUVの流行がこの傾向に拍車をかける。懐かしさを通り越し「昔に戻ってくれ!」と叫びたくなる。

安全対応、装備の充実、お客様のご要望、大型化した根拠はそのつどメーカーから説明されてきたが、考え直す時期だ。人々がウォーキングやサイクリングを楽しみたくなる環境を整えることは、自動車メーカーの責務でもあるはず。省エネルギーの視点からもそうした状況は好ましい。

もともと国土の狭い日本だから、自動車のサイズダウンを世界に率先してできるし、世界に向けてのトレンド発信となる。新型ステップワゴンが道標になってくれること、切に願う。

★スグレモノ、勇気と蛇足
★長子の苦労と成長
★次世代クルマ社会へのステップ

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱『デリカミニ』新型を発売、受注は1万台超え…「DELIMARU Package」を7割が選択
  3. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、『eKスペース』新型を発売…受注は標準グレードに集中で93%
  5. ホンダのアドベンチャー・スクーター『ADV160』とその実力は?…10月のモーターサイクル記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る