TV視聴率が下がるとCM音楽が古くなる…?

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最近、CMに使われる曲は70年代や80年代中心の「昔の曲」が多く、特にクルマCMにはその傾向が強い。ジャーニーやエア・サプライの楽曲、「イマジン」、「ジョニーエンジェル」など、オリジナル曲のカバーも目立つ。

クルマの買い取り・中古車販売を手がけるガリバーインターナショナルが運営する、ガリバー自動車流通研究所が、CMで使われる楽曲として新曲と昔の曲、どちらが印象的かを調査した。

問い:CM曲、新曲と昔の曲、どちらが印象的?
1:昔の曲 59.2%
2:ちょい前 24.1%
3:新曲 16.7%

「CMに使われる曲で印象に残るのは?」と聞いてみれば、約6割が「昔の曲」と答えている。70年代や80年代の曲を知らないはずの20歳代までもが「昔の曲」と答えている。これらは何を意味しているのか?

ひとつの理由は、今の時代には「誰でもが知っているメガヒット」がないことだと思われる、とガリバー自動車流通研究所。

また、テレビの視聴率も下がり傾向で、視聴の質も変わってきている。じっくり見るよりは、とりあえずつけておく人が多い。そんな人はCMで流れる旧知の「昔の曲」に反応する(ガリバー自動車流通研究所)。男女ともに40歳代・50歳代が「昔の曲」と答えていることが、これを裏付ける。

CMに使われる曲は、タイアップで使われる新曲より「昔の曲」のほうが、若い世代にはある意味で新鮮に、30代以降にとっては懐かしく感じられ、強く印象に残るようだ。

■調査概要
実施期間:2005年5月24日(火)
調査地域:全国
調査方法:インターネットによるアンケート
調査実数:有効回答数468サンプル
調査企画:株式会社ガリバーインターナショナル自動車流通研究所
実査機関:株式会社ネットマイル

■回答者属性
男性:232人(49.6%)/女性:236人(50.4%)
20代:113人(男性:57人/女性:56人)
30代:112人(男性:53人/女性:59人)
40代:115人(男性:59人/女性:56人)
50代:128人(男性:63人/女性:65人)

《高木啓》

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