ホンダは27日、2006年3月期の第1四半期決算を発表するとともに通期の業績予想を上方修正した。4−6月期で為替レートが期初予想より円安で推移したほか汎用部門などが好調だった。
通期予想は売上高が9兆4300億円(期初9兆3000億円)、営業利益は前期比5%増の6650億円(同6500億円)に修正している。売上高は6期連続で過去最高となる。純利益は中国事業の持分利益が想定より堅調に推移しており、4700億円(同4500億円)と200億円の修正。
通期の為替レートは下期を1ドル=105円と見込み、同=106円と想定している。4輪車の世界販売は期初計画の341万5000台を据え置いている。