タイヤで安全運転---ブリヂストン レッスン体験記

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タイヤで安全運転---ブリヂストン レッスン体験記
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★ランフラットタイヤでパンク走行

ランフラットタイヤはパンクなどでタイヤの空気圧がゼロになっても、一定の距離を走行することができるタイヤ。ブリヂストンが実施しているタイヤセーフティドライビングレッスンでは、タイヤに穴を開け、1輪がパンクしたタイヤでの体験走行を行なうことができた。

右のリヤタイヤがパンクしたBMW『5シリーズ』は、まったく問題なくコースを1周して出発地点まで戻ってくることができた。というよりも、パンクしているということすらわからないぐらいスムーズな走行が可能だった。

このランフラットタイヤについて、ブリヂストン商品企画の西尾英明さんは「ランフラットタイヤは現状では空気圧センサーの内蔵されたBMWやレクサス『SC430』など一部のクルマに純正採用されています。まだ、限られたクルマにしか装着されておりませんが、今後はもっと設定を拡大していくつもりです」

「空気が減っても走れるメカニズムは、タイヤのサイドウォールが硬く作られているためです。そのためにタイヤが重くなったり、乗り心地が悪くなったりするデメリットが懸念されます。ですが、重さはスペアタイヤを積むよりは軽くなりますし、乗り心地に関してはランフラットタイヤの装着を前提にクルマの足回りを開発しておりますので、最近のクルマではランフラットを感じさせない乗り心地になっています」とコメント。

実際に最近日本に導入されたBMW『3シリーズ』は全車ランフラットタイヤを装着しているが、乗り心地の悪さはまったく感じられなかった。加えてスペアタイヤが入っていたトランクフロア下にも新たな収納スペースができるというメリットもある。

さらに高速道路でのタイヤ交換は危険を伴う。ランフラットタイヤは危険な場所でのタイヤ交換を避けるという意味でも、安全性が高いといえるだろう。実際にパンクしたランフラットタイヤで走ったのは始めてだったが、これぐらいスムーズに走れるなら、すべての乗用車向けのタイヤはランフラットでもいいと思うほどだった。

★タイヤの日常点検から交通事故を減らす
★ランフラットタイヤでパンク走行
★開発用テストコースで“危険”実感
★ドライビング技術も上達

☆「タイヤセーフティドライビングレッスン」ホームページ
http://www.tiresafety.jp/tsdl/

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《レスポンス編集部》

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