いすゞ ガーラ を9年ぶりにフルモデルチェンジ

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いすゞ自動車は、大型観光バスの『ガーラ』を9年ぶりにフルモデルチェンジし、22日から発売開始した。
 
現在、バス事業を取り巻く環境は、相次ぐ環境規制や熾烈なコスト競争などにより厳しい状況が続いているものの、貸切バスの輸送人員数、車両数は微増となっている。この様な状況の中、フルモデルチェンジしたガーラは、初代ガーラで好評だった装備・機能は継承しながら、先進の環境性能、経済性能、安全性能を採用した。
 
外装は「グレース」(優美)をコンセプトに斬新なスタイリングに一新した。フロントマスクには、いすゞブランドを象徴する6キューブを採用するとともに、貸切系のリヤスタイルにはガーラの特長である縦型二分割リヤウインドウを採用した。
 
内装は、快適性と品質感を最優先にデザインにした。貸切系はファーストクラス感覚の内装で非日常性を演出、高速路線系は機能美に富む内装で長距離の移動でも快適に過ごせる空間とした。
 
エントランスステップはラウンド状にするとともに、ステップに沿って乗降口からフロア直前まで連続する手すりを設置し、楽に安心して乗降できよう配慮した。シャシとボディをボルト結合し、組み付け品質の向上を図った。
 
また、シャシは、フロント部とリヤ部を分割したインナーレスフレームを採用、大幅な軽量化と高品質化を実現した。サスペンションは、フロント・リヤ共に新開発の機構を採用すると共に、電子制御とすることで直進安定性と乗り心地の向上を図った。 
 
世界で最も厳しいヨーロッパの安全基準ECE基準R-66に準拠したロールオーバー対策の実施や運転席SRSエアバッグ&プリテンショナーシートベルトの標準装備、最前列の客席にはELR3点式シートベルトを標準装備するなど、安全装備の充実を図った。
 
エンジンは、新長期排出ガス規制に適合した、インタークーラーターボエンジン(460馬力、380馬力)を搭載した。
 
販売目標は年間300台。
 
価格はADG-RU1ESANハイデッカ−貸切が3655万円。

《レスポンス編集部》

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