開発人が語る…スバル レガシィの本質

自動車 ニューモデル 新型車
開発人が語る…スバル レガシィの本質
開発人が語る…スバル レガシィの本質 全 16 枚 拡大写真

★運転の楽しさ、所有する喜びを実感できるクルマづくり

【画像全16枚】

今では『レガシィ』というクルマは常識的なクルマのクラス分けやカテゴリー分類から飛び出した存在である。しいていえばレガシィという独特のブランドが確立したといえるのだが、こうしたブランドの実像はどこにあるのだろうか。

増田「エンジンでいえば、2リッター4気筒で3−3.5リッターエンジン並みの性能を求めてきました。今では2リッターターボで300psレベルのパワーやトルクが得られ、3リッターなみの走りのパフォーマンスになると同時に、より軽く作ることができ軽快で、走りが楽しい。それでいて燃費は2リッターのトップレベルにしてきました。他社なら3リッターエンジンを積むところを2リッターエンジンで、1400kg台のボディを守り、セダン、ワゴンそれぞれのパッケージングをしっかりすることでクルマとしての本質、走り、燃費を高いレベルにすると同時に、スポーツカーなみの運転の楽しさと高速走行での優れた安定性を追求してきたのです」

スポーツカーの走りと操る楽しさ、高速時や悪天候や滑りやすい路面での安定性の高さや長距離ドライブでの疲労の少なさ、乗っている人の快適さやきちんと荷物を積むことができるワゴンボディの利便性など、こうした性能のいずれをも最適にバランスさせることは容易なことではないのだ。

しかしレガシィは今では同クラスのクルマをまったく寄せ付けない圧倒的な動力性能と2リッターでトップレベルの燃費を実現し、AWDのメリットがフルに発揮される高速安定性のよさ、セダン、ワゴンともキャビンのパッケージングを熟成し快適な居住空間……これらをあわせ持つレガシィはやはり独自の、比類のない存在になっているのである。

増田「クルマの持っている魅惑的なモノ、運転したときの楽しさや所有する喜びを保ち続けるためにはいつも磨いていないとダメになります。そういう意味で、レガシィらしさ、スポーティさ、質感をもっと高めるために、これからもスバルらしい提案をしていきたいと考えています」

★エンジニアの高い志がクルマ作りに生かされている
★世界中で独自のメカニズムといえるシンメトリカルAWD
★エンジニアの挑戦がレガシィを固有のものにしていく
★運転の楽しさ、所有する喜びを実感できるクルマづくり

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4

《松本晴比古》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 爆売れ確実? これがトヨタ『ランクルFJ』のピックアップトラックだ! 実現の可能性は
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る