【新聞ウォッチ】トヨタ、日米摩擦の再燃回避にあの手この手

モータースポーツ/エンタメ 出版物

朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2005年10月14日付 

●低燃費のハイブリッド出展 ダイハツ、東京モーターショー (読売・10面)

●スズキと川崎、OEM打ち切りへ(朝日・12面)

●中国のいま、独自技術 外国車まね磨く「国民車」(朝日・12面)

●米閉鎖工場買収へ、トヨタ系シロキ工業、日米摩擦避ける狙い (朝日・13面)

●警視庁「移動交番」で活用、ワゴンタイプのパトカー導入(毎日・27面)

●「じらし広告」で三菱も攻勢(産経・9面)

●経団連IT国家戦略で提言 張副会長の“デビュー作”(産経・9面)

●「確かな安心」を提供したい 益子修・三菱自動車社長 (東京・8面)

●中古車登録 上期3%(日経・13面)

●ガソリン価格6週連続上昇(日経・13面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が系列のグループ企業を含めた日米摩擦再燃を避ける動きが活発化している。きょうの朝日によると、大手自動車部品メーカー、シロキ工業が販売不振で閉鎖した米自動車メーカー系の米自動車部品工場を年内に買収し、来年半ばに再稼働させる方針という。

シロキ工業といえば、東急グループ系の自動車用シートメーカーだが、トヨタも約17%出資、トヨタOBをトップに送り込むなどトヨタ主導の経営を続けている。

トヨタは、来年以降テキサス工場、さらにカナダ第2工場を操業し、北米の年間生産能力を181万台に引き上げる計画。これに伴い、シロキ工業も米中西部で新工場を検討中だが、米ゼネラルモーターズ(GM)などビッグ3のコスト削減要求に応えられずに閉鎖した取引工場が多いことに目を付け、丸ごと買収することにしたもの。

「更地から工場を建てると10億円規模の投資が必要になるが、既存の閉鎖工場を活用すれば半分ですみ、元従業員も即戦力として集めやすい」(朝日)というメリットもあるようだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. レクサス『LS』現行型、最終モデル「ヘリテージエディション」米国発表…250台限定
  4. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  5. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る