【SEMA05】トヨタ、3ドア『ヤリス/ヴィッツ』を北米導入

自動車 ニューモデル モーターショー
【SEMA05】トヨタ、3ドア『ヤリス/ヴィッツ』を北米導入
【SEMA05】トヨタ、3ドア『ヤリス/ヴィッツ』を北米導入 全 8 枚 拡大写真

トヨタは今回のSEMAショーに3台のニューモデルを持ち込んだが、その中にはアメリカでは初お目見えとなる『ヤリス』(日本名『ヴィッツ』)3ドアも。ヨーロッパでは認知度があがったヤリスだが、アメリカでこのネーミングが使用されるのは初めて。

【画像全8枚】

これまで米国トヨタのエントリーモデルとしてラインナップされていた4ドアセダン『エコー』(日本名『プラッツ』)が、1月のロサンゼルスモーターショーで発表予定の「ヤリス4ドアセダン」にバトンタッチされる。森坂学チーフエンジニアによると「『ヤリス』のネーミングがヨーロッパで良い感触を得たので、徐々に世界的に浸透させてゆきたい」という。

北米仕様は、先のフランクフルトモーターショーで発表された新型ヤリス3ドアよりも、前後に5マイルバンパーを装着した分だけ全長が伸ばされているものの、エクステリアはほぼそのまま。

パワートレインはVVT-i付き1.5リットル4気筒ガソリンエンジンと5MTまたは4ATとの組み合わせだ。「北米向けの3ドアハッチは久しぶりなので、1.5リットル1本でしばらく様子を見ます。ATに関しては、それぞれの国で走行環境が違うこともあり、エミッション対策などが済んでいない状況なのでCVTではなく一般的な4ATとしました」。

新型ヤリスに関して3ドアボディは欧米専用で、日本国内に導入予定はないとのこと。価格は未発表だが、ベースモデルは1万3000ドル以下とのアナウンス。北米では初年度となる2006年に3ドア、4ドア合わせて5万台、07年は7万台の販売を目指す。

「これまでアメリカではコンパクトハッチバックは‘小さいだけのクルマ’というイメージが強かったと思いますが、最近ではサイオンの『xA』(日本名トヨタ『イスト』)、xB(同トヨタ『bB』)の成功により、このセグメントが認められるようになりました」とのコメントにもあるように、これまでアメリカ市場では「チープなエコノミーカー」と見られ敬遠されてきた3ドアハッチが、ヨーロッパでの『ヤリス』、アメリカでの「サイオン」の成功をきっかけに「お洒落なコンパクトカー」として新たなマーケット開拓の期待が寄せられているようだ。

《ケニー中嶋》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  2. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  3. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  4. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
  5. 日産、新型コンパクトSUV『カイト』発表…新デザイン言語を反映
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る