沖縄県人の「飲酒運転に至る理由」はこれ

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沖縄県警は24日、今年1月から9月までの間、沖縄県内において「飲酒運転で摘発された人」を対象に行った聞き取り調査の結果を公表した。摘発者の大半は「飲むつもりは無かったが、つい…」などと答えている。

これは沖縄県警・交通部が今年1月から9月末日までの間、沖縄県警管内で飲酒運転が原因で摘発・検挙された人を対象に行ったもの。摘発者総数は6530人だが、このうちの半数を超える3567人が回答に協力している。回答者の72.6%は「最初は飲むつもりが無かったが、酒を勧められた」、「場の雰囲気で飲んでしまった」と回答。「飲酒や飲酒運転は本意では無かった」としている。

ところが残る27.4%は「最初から酒を飲むつもりだった」と回答。中には「飲酒運転になることは承知で飲んだ」と答える者もいた。また、こうした確信犯的な人たちを含め、全体の39.6%は「飲酒する量が少ないので大丈夫」と答えている。

ただし、「少ない」と認識する基準は本州などと異なり、沖縄の「少ない」は一般的に見た場合は「かなり量が多い」のも悪しき特徴のひとつ。アルコール度数の高い泡盛をコップ数杯飲んでいて、アルコール検知機が弾き出した数値がかなり高い表示であるにも関わらず「少ないから大丈夫だ」と答える人も。

飲酒運転に至る理由は「公共交通機関がなく、クルマでないと帰れない」などと、環境に責任を転嫁する者。「タクシー代がもったいない」、「翌朝からクルマを使う」などの身勝手な理由も相次いだ。警察では「飲酒運転が重大事故に結びつくという認識がまだ足りない。年末に向けて摘発を強化したい」としている。

《石田真一》

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