【デザインインタビュー】クライスラー あきの の女性デザイナー

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【デザインインタビュー】クライスラー あきの の女性デザイナー
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  クライスラー『ビル』はだめなのか

---アキノコンセプトカーについてお聞きします。まずデザインの発想は?

居心地の良い空間、というのが最初にありました。実際にアキノに乗ってもらうと分かりますが、外からは想像できないほど室内がゆったりしています。ヘッドルーム、レッグルームも十分にあり、角度をつけたリアシート、様々にアレンジできるシートポジションなどにより、リビングルームのような雰囲気になっています。

---ご自分の名前がコンセプトカーについた経緯は?

出来上がったコンセプトカーを前に、ネーミングを考えていました。日本的な名前でいくつか候補もありました。そこに出席していたクライスラーの首脳部の1人が、「あなたの名前はどういう意味か?」と聞いたので、「秋の野原」だと答えると、それこそ理想の名前ではないか、ということになったのです。アメリカ人にとっても発音しやすい響きだった、ということもあります。

でも私の名前がついて以来、他のデザイナーから「なぜ僕の名前をつけてクライスラー『ビル』じゃだめなの?」という冗談も増えましたね(笑)。

私自身はちょっと恥ずかしい、という気持ちもありましたが、日本の両親がとても喜んでくれたので、良かったと思います。

---今後の活動ですが、今現在とりかかっているプロジェクトはありますか?

はい。ただ、詳細はお教えできません(笑)。これから発表されるコンセプトカーに注目して下さい、としか言えないですね。

  アメリカにいたい!!
  西海岸の先鋭チーム
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  クライスラー『ビル』はだめなのか

土屋さんは2月に、卒業したパサデナアートスクールでアキノコンセプトカーを前に、デザインプレゼンテーションを行う予定もある。アキノが市販化モデルになるかどうかは今のところ未定だが、クライスラーという生粋のアメリカンメーカーに「和」のコンセプトを持ち込み具現化した功績は大きい。

自然体でアメリカ企業の中に溶け込み、そこから与えられるだけではなく自分の資質を与え、高い評価を受ける日本人女性カーデザイナー。これは野球にたとえれば大リーグで活躍する松井、イチロー並みの快挙である。今後の土屋さんの活躍に、ますます期待がかかる。
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《Sachiko Hijikata, US editor》

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