チェリー、2007年からアメリカで販売?

自動車 ビジネス 企業動向
チェリー、2007年からアメリカで販売?
チェリー、2007年からアメリカで販売? 全 1 枚 拡大写真

デトロイトモーターショーで初めて中国のジーリーがクルマを発表し、話題となったが、その最大のライバルとなりそうなもうひとつの中国製自動車、チェリーの北米発売が2007年になると発表された。

クルマ輸入販売会社ビジョナリー・ビークル社長であるマルコム・ブリックリン氏は、1980年代に『ユーゴ』の販売で名を馳せた人物。今回、当初チェリーを2007年1月から販売する、と語っていたが、その後2007年夏頃と修正され、今回は「2007年終わり頃」とどんどん時期が遅れている。

1万ドルという価格が話題になったジーリーとは違い、ブリックリン氏の戦術は最初から韓国車と同程度の2万ドル前後の価格をつけ、「BMWとも競える」と言うラグジュアリーさを売り物にするというもの。ディーラー網は全米で250店舗に及び、最初の1年で25万台を売り上げると鼻息が荒い。しかもターゲットは2010年に年間100万台のチェリーをアメリカ国内で販売することだという。

チェリーはその商標、「Chery」がGMのトップブランド、「Chevy」(シボレー)と一字違い、デザインもコピーである、と裁判にまでなった問題のクルマ。ブリックリン氏がかつてユーゴを8000ドルという価格で導入し、話題となったがすぐにその品質面でそっぽを向かれた過去などもあり、ビッグ3上層部は静観の構えだ。

しかしジーリーも2008年か09年にはアメリカでの販売を目指しており、いずれにせよ中国製のクルマがアメリカで販売されるようになるのは時間の問題といったところか。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. 585万円で発売の軽キャンピングカーに注目…7月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る