【VW ジェッタ 日本発表】屈強なボディ剛性

自動車 ニューモデル 新型車
【VW ジェッタ 日本発表】屈強なボディ剛性
【VW ジェッタ 日本発表】屈強なボディ剛性 全 4 枚 拡大写真

新型フォルクスワーゲン『ジェッタ』に乗って驚かされるのが、ボディ剛性の高さだ。現行型『ゴルフ』に乗ったときにも、剛性の高さを感じたが、セダンボディとなったジェッタはゴルフの上を行くリニアリティのあるフィーリングを感じ取ることができる。

【画像全4枚】

試乗した「2.0T」は「ゴルフGTI」と同じエンジンを積み、225/45R17という同じタイヤを装着しているが、乗り心地はGTIに比べ格段に向上している。17インチタイヤなので、軽い突き上げ感はあるが、それはドイツ車としては一般的なレベルで、ハードな印象はない。

それでいながら、ワインディングを走らせればGTI顔負けのレベルの高い走りを披露してくれる。とにかくボディ剛性が高いので、走りにブレがないのだ。

多少、速い速度で曲がろうと思っても、ハンドルの舵角を一定に保ちさえすれば、タイヤの角度に応じてクルマがラインをトレースしてくれる。まさに、自分の行きたい方向に、ハンドルを切った分だけ曲がってくれる感じがする。それも、かなりの速度レベルの高い話でだ。

サスペンションもGTIに比べ、よく動いてくれ、軽いブレーキングやアクセルを開けることで、スムーズに荷重が移動してくれるので、クルマのバランスをコントロールしやすい。サスペンションを硬めずに、ここまでリニアリティのあるハンドリングを実現できるのも、ジェッタの高いボディ剛性があってこそだろう。

クルマの限界域はゴルフGTIのほうが高いが、ジェッタ2.0Tはその8割から9割ぐらいのところまでを、安心してカンタンに走らせる実力を持っている。この価格で、そのレベルの高い走りを実現できるのは、他の欧州セダンでは難しいことだろう。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
  5. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る